どうも,fujiです.
スマホ端末(Android)上でヘルスケアデータを管理できるヘルスコネクトについて,ハンズオンを実施してみて,どんなものなのかざっくり調べてみました.
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ハンズオンを実施してみた感想
他のアプリからデータを取得する際には,アクセス権限などがややこしいイメージがありますが,ユーザーへアクセス許可をもらう方法などが,ユースケース含めAPIが用意されていました.
ハンズオンではエクササイズセッション(運動時間計測)のデータを扱うものでしたが,体重値といったような瞬時値以外のデータも簡単に扱うことができそうでした.
他のアプリからデータが変更された際にも差分を取得する仕組みが用意されており,ユーザーが間違ったデータを入れて,後から修正された場合にも上手く対応できそうです.
ヘルスコネクトの特徴
Android Developerによると,下記の特徴があるそうです.
ヘルスコネクトの特長
ヘルスコネクトと Fit Android API の違いの概要は次のとおりです。
- 対象者: ヘルスコネクトは Android モバイル デベロッパーを対象としています。
- デバイス中心: ユーザーは自分のデバイスでデータにアクセスし、保存します。
- アカウント不要: データは Google アカウントに関連付けられません。
- 組み込みの権限: 健康とフィットネスに関するデータが一元的に管理されます。
また,ドキュメントを読む限りでは50を超えるデータ種があるそうなので,色々と夢が広がります!
Google Fit との違い
Google Fit もといGoogle Fit Rest APIは,2025年にEOLとなり後継はヘルスコネクトとなります.
Android Developerによると,Google Fitは下記のような特徴があるそうです.
Google Fit REST API の特長
以下に、Google Fit REST API とヘルスコネクトの違いの概要を示します。
- 対象: Google Fit REST API は、Android 以外のモバイル デベロッパー、企業のデベロッパー、研究者を対象としています。
- アカウント中心: データはユーザーの Google アカウントに関連付けられます。
- データ ストレージ: ユーザーは、デバイスではなくクラウドにデータを保存します。
- インターフェース: Google Fit REST API は、プラットフォームに依存しないインターフェースを備えています。
- 権限: ユーザーは OAuth を介してアクセスを許可します。
- データへのアクセス: ユーザーはほぼリアルタイムでデータにアクセスできます。
2点目のアカウント中心という点が大きな違いだと感じました.
Googleアカウントに紐づくため,それに合わせて必要なタイミングでログイン(認証認可)が必要だったのはユーザーとしては煩わしかったのではないでしょうか..?
おわりに
ヘルスコネクトを利用することで,簡単にアクセス管理とデータ取得ができそうです!
ヘルスケアデータを使った面白いアプリケーションを作ってみたいなと思いました.
実際にヘルスコネクトを利用したアプリをストアにリリースするとなると,ヘルスコネクトの利用申請が必要なそうなので,どれくらい審査ハードルがあるのかという点も気になるところです.
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